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オシドリ天使

東京杉並の子供たちがやって来た2010-08-22

1994年、当時、東京杉並第2小学校にお勤めだった佐々木幹夫先生。
国語の時間に(大造じいさんとガン)という勉強をされた後

「先生の故郷にも、オシドリを一生懸命保護しているお友達がいるよ」
と話されたそうです。
「オシドリはドングリを食べる」と聞いた子供達の中には、
「先生、オシドリに食べさせてください」とドングリを持ってきた子もいたそうです。

それから毎年、日野町に東京からドングリが届きました。
佐々木先生と子供たちからのオシドリへのプレゼントです。
(大人)子供たちに本物のオシドリを見せてあげたい。
(子供)鳥取まで行って、本物のオシドリを見たい。
双方の気持ちがダンダン大きくなり、ついに実現したのです。

1996年春3月、東京杉並から鳥取県日野町根雨へ子供たち9人がやって来ました。
その子たちを、私たちは、オシドリ天使と呼びました。
それから、毎年、佐々木先生の担任の子供たち、何人かがやってきました。
そんな交流が続いて15年、オシドリ天使は、総勢100人にもなります。

オシドリ天使は、2泊3日、または3泊4日。
佐々木先生のご実家に宿泊しながら、田舎暮らしを体験するのです。
時期には、オシドリ観察や、エサまき体験をはじめ、山や川で散策。
時には、ご近所の牛を見学に行ったり、もちつきをしたり・・・・。
都会暮らしの子供さん方にとっては新鮮で楽しい合宿です。
東京から一足先に帰郷された佐々木先生が、すべてお世話されるのですから、びっくりでしょ。

2010年、8月16日5人 18日5人のオシドリ天使さんがこられました。
この時期には、オシドリはいませんが、観察小屋の見学をしてくださいました。
とにかく、親御さんがよく送りだしてくださったと思います。
これは、佐々木先生への信頼が大きいということ以外考えられません。
長年にわたっての活動は、誰にでも出来ることではありません。
オシドリ天使たちは、今年もまた、貴重な体験をして東京へ帰っていきました。

ありがとう。佐々木先生。
ありがとう。子供さん方の親さん。
チャレンジしてくれた子供さん、ダンダン。

「またいつか来たいです」
と、根雨駅で言ってくれたオシドリ天使さん。
ありがとう。今回も、あなた方に元気をもらいました。
いよいよシーズンの準備に入ります。
またいつかお目にかかれる日を楽しみに。